バージョンUP情報 Ver.3.322 公開 (2006.0224 UPDATE)
最新バージョンVer 3.322では、Ver3.300のバグ修正、調整を行いました。
詳細は、以下の通りです。
■IDの送出タイミングがPC内部時計からずれることがあったため、PC内部時計の時刻に同期するようにしました
■WIRESプログラム動作時に休止・スタンバイモードへ移行しないようにしました
■その他 音源選択の設定、PTT制御などの細かな調整
WiRES-II Ver. 3.227→3.300(3.322)の変更箇所 (2005.0923)

(1)起動ロゴ画面表示機能


WiRES-II.exe起動時に、起動ロゴ画面を表示するようにしました。
また、この画面の中に登録してあるCALLSIGN、Node ID番号、Room ID番号(Roomを開設している場合のみ)が表示されます。

(2)アナウンス内容の拡張

(Voice機能をONにしている場合)

■コールサインのあとに、"WiRES" という言葉を常にアナウンスするようにしました。     
例: This is JQ1YBG WiRES. Not connected.


■周波数、Tone情報をアナウンス機能により送出できるようになりました。

設定項目:
General settings→Announcementの
 Freq info
 Tone info 
(defaultは off) で設定

(3) Location Info機能


自局Nodeの現在位置情報(Location Info)を下記の形式でlist項目に追加しました。
* Grid Square Locator情報
* 緯度経度情報

設定方法
Personal settingsのLocボタンを押して、設定画面から緯度経度(時分秒) 形式で入力。
(Grid Square Locatorは緯度経度から自動計算)

List上への表示の可否も選択可能。(設定画面にチェックボックス有)

(ご注意)
これにともない、Make list fileの設定でデータ出力している場合、フォーマットに緯度経度、グリッドロケータ情報が追加になりますので、Web出力を使用している方はご注意ください。
Personal settings画面
緯度経度入力画面
(4)アナウンスMute機能

NET接続しているとき、一時的にアナウンスを停止する機能です。
(General SettingsのAnnouncement設定はそのまま保持され、MUTE解除したら
元通りの設定で動作します)

設定方法
メイン画面右下に[ANNOUNCEMENT] / [ANNOUNCEMENT MUTE]ボタンを新設。
ANNOUNCEMENT MUTE状態時には、一時的にアナウンス機能を停止します。

解除方法
ANNOUNCEMENT MUTEボタンを押すか、NETを切断(Disconnect)するとできます。

(ご注意)
自動接続(Return to resident Round QSO Room)機能が稼働中は、接続断する時に、
MUTE状態が解除されます。
アナウンスを完全に停止するときは、General settingsでアナウンス内容を停止することを
おすすめします。

(5) ON AIR LOCK機能


ON-AIRインジケータ部をクリックすると、ON-AIR LOCK表示になり、一時的に送信禁止状態に移行します。再度クリックすると元に送信可能状態に戻ります。

リモコン&モニタソフト(WIRESMON.exe)からしか制御できなかったON-AIR LOCK機能を 本体画面からでも制御できるようにしました。

(ご注意)
なお、Ver 3.300の遠隔制御には、モニタソフト最新版(WIRESMON.exe ver1.200)が必要です。

(6) Room常駐機能のreturn回数制限機能


Room常駐機能の自動接続回数を制限できるようにしました。(無期限に接続し続ける仕様を廃止し、常に回数制限がかかるように動作変更。)

※常時接続指定先のRound QSO Roomが停止しているときに、旧verではNode側で接続できないことを知らせるエラー音が断続的に聞こえ続ける状態が発生していました。これによる混信を回避するため、この状態を自動的に停止できるようにしました。

設定方法
Call optionsにて設定
[Return counter](parameter = 1-30)
Default = 10
Parameterが10の場合、10回接続を試みても接続できなかったら、 自動接続を中止する。
自動接続機能を再スタートするには、
Call option画面を再設定するか、 DTMFの#55555コマンドで対応可。

(7) Room接続時のConnect ID Window の機能を拡張

(a)Room接続または、一斉呼出で接続したときに、
接続中のID局一覧を別のWindow(Popup window)で表示する方式に変更しました。

(b)別Windowで表示する接続ノード一覧の番号部を右クリックするだけでも、 Get Info機能が動作するようになりました。



(c)Roomに接続しているノードを表示するConnect ID Windowは表示する位置を移動することができます。また、右上のCLOSEをクリックすると消すこともできます。再度、表示したいときは、VIEW(V)−Connect ID Windowをクリックします。

(8) Remote controlのON/OFF機能


セキュリティ向上のため、Personal SettingsにON/OFF設定を追加しました。
[Remote Control](default = off)

OFFに設定した時は、wiresmon.exeによる外部からのアクセスを禁止することができます。
Remote Control機能を使わない時にはOFFにしておき、使用する時のみONにしてパスワードを設定することをお勧めします。

(9) Remote機能内のWeb monitor機能を拡張

Remoteプログラムにより、外部から自分のWiRESノードの状態をチェックできる、wiresmon.exeのWeb monitorの表示項目が追加になりました。

さらに、MCU/Room Info部分に限り、Remove/Muteの遠隔操作機能を実装しました。
自分が開設しているRoomのRemove、Reject、Mute操作をWebから行うことができるようになりました。

詳細は、WiRES-IIリモコン&音声モニターソフトのページをご覧ください。

(ご注意)

なお、Ver 3.300の遠隔制御には、モニタソフト最新版(WIRESMON.exe ver 1.200)をご使用ください。
(((その他の 動作改善点 )))

■Personal settings画面をNET接続中に設定できる様に修正
→ (Round QSO Room settingsについては、設定内容に接続中に変更できない項目 を含むので接続中の設定はできません。)

■CALLSIGN登録情報に、"/"(スラッシュ)がある場合、"/"のアナウンスを "スラッシュ" から、
"ストローク" に変更

■音声瞬断が発生した際に、音声伝達がされないことがあったため修正。
→ 送信側、受信側共に対策が入るので送受双方でプログラムのバージョンアップをする必要があります。

■一斉呼出動作の安定性改善。(条件により接続確立できない事があり修正。)
→ 呼出対象Node全ての環境でバージョンアップする必要があります。
(ご注意)ver 3.227以前の局が1局でも含まれると改善効果が得られないことがあります。

■一斉呼出接続中のchat文字の送り先表示を000からグループ(A,B,C,D)表示に変更。

■Microsoft SpeechによるVoiceの選択(Mary/Mike/Sam)設定値が保存されるように修正。
  Microsoft Speech SDK5.1は、http://www.microsoft.com/speech/download/sdk51/からダウンロードできます。
WiRES-II Ver 3.300のご使用条件 (重要)
機能アップにともない、Ver 3.300のご使用条件を以下の通りといたします。この条件に満たないコンピュータにインストールされた場合、動作の保証はいたしかねますのでご注意ください。条件に満たない場合には、Ver.3.141をご使用ください。

●OS: WindowsXP ,Windows 2000 推奨
●CPU: Intel Penrium II 400MHz相当以上 
●メモリ: 128MB以上推奨
●HDD: 空き容量100MB以上
●ディスプレイ: 解像度1024×768対応 256色以上
●サウンドボード: 8kHzサンプリング対応
●インターネット回線: 56Kのダイアルアップ接続以上、
               Round QSO Room設置時にはADSL8Mbps以上
●RS-232Cポート:PCにない場合には、USB-RS-232C変換できる市販のインターフェースが必要です
●その他
Voice機能を使用するには、WindowsXPでは標準、Windows2000では、Microsoft SpeechSDK5.1 のインストールが必要です。また、WindowsXPでも、音声の種類を追加したいときには、Microsoft SpeechSDK5.1のダウンロードサイトから音声モジュールをインストールする必要があります。
WiRES-II Ver. 3.141および3.200から3.227への変更履歴
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