ついに誕生、アマチュア無線の万能機種。全運用形態、1.9〜430MHzまでオールモード対応。

アマチュア無線家が待ちに待った機種が誕生しました。1.9MHzから430MHzまでのアマチュアバンドをオールモードでカバーし、固定機としてもモービル機としても使え、さらにはポータブル機としてフィールド運用もできる。まさに夢の万能機、全運用形態オールインワンのトランシーバーです。これ1台でビギナーからマニアまでを満足させます。


楽しいフィールド運用。バッテリー切れの心配も解決。

なんと言っても楽しいのは、アウトドアでの運用。でも、バッテリーの消耗を気にしながらでの運用では、楽しさも半減です。そんな心配を無用にする大容量バッテリーを用意しました。内蔵タイプの13.8V仕様、4,500mAhのニッケル水素バッテリーで20W(430MHz 10W)の送信を実現。20WのSSB運用なら実に約4時間の運用が可能です(送信5/受信5/待ち受け90)。バッテリーは2個まで内蔵できます。内蔵したバッテリーは本体上部の大型スウィッチをマニュアル操作で切り換え。ひとつのバッテリーをメインで使用し、もう一方はサブ用として使い分けができます。いざ、というときのバッテリートラブルを考えた設計です。パネル面のLEDはバッテリーの状態(使用中、充電中など)を常時モニター。専用充電器はシャックルームでも、クルマ(充電器用専用電源が必要)からでも充電できます。

*屋外運用などで ニッケル水素バッテリー FNB‐78で運用をされる場合のアンテナは、ATAS-25をご使用ください。ATAS-100/120/120A、FC-30、FC-40 を併用される場合は、電圧が低下して正しく動作しなくなることがあります。


フィールド運用をもっと手軽に、もっと楽しく。

フィールドに手軽に持ち出すにはサイズが重要です。電源を内蔵しても200W×80H×230Dmm(突起物をふくまず)。大型キャリーハンドルで約3.9kgの本体もラクラク持ち運べます。さらに、フィールドでHFを楽しむには430MHzまでのチューニングがマニュアル操作でとれるATAS-25がおすすめ。運用バンドにあわせてアンテナを交換する必要がありません。フィールド運用やコンテストで人気があるQRP。このQRP規格の送信出力5Wに簡単に設定できます。わずかな空中線電力で海外と交信した経験をお持ちの方は、その魅力にはまってしまうそうです。そんなQRP運用が簡単にできるのも、このリグの特長です。また、付属のマイクがCWキーヤーとしても使えるので、フィールドで急にCW運用がやりたくなったときには便利です。フィールド運用がますます楽しくなるリグです。


何でもできるリグだから、モービルへの取り付けもカンタン、そして使いやすい。

どこにでも持ち出せるには、愛車へのセッティングもカンタンにできなければ意味がありません。だから本体の背面にそのまま乗用車のバッテリーに接続できる13,8V仕様の外部電源端子を装備しました。もちろん、目的地に着くまでのオンボードなら、付属のDCケーブルを使ってカンタンに電源をとるのもよいでしょう。そして、本体を固定するための専用ブラケットも用意。悪路を走る場合でも、大事なリグをしっかり守ります。
車内での運用は目線が遠くになりがち。だからLCD表示も倍角設定ができます。また、シャックや野外と同じ照明設定ではやはり見にくい。そんなときは、視認性バツグンのマルチカラー照明で、32色の中からそのとき、そのときの見やすい色を設定してください。設定画面では、大型ノブを回すとぐるぐる色が変化して、ちょっと、楽しい。


モービルでは、アンテナはカンタンには変えられない。多バンド運用ならATAS-120A。

別のバンドに移りたいなあ、と思ったとき、モービル運用ではそうそう簡単にアンテナを変えることはできません。そんな場合に便利なのが、ワンタッチ操作で自動的にアンテナのチューニングができ、バンドにあわせたマッチングがとれるアクティブチューニングアンテナシステムです。新しく登場した耐入力120WのATAS-120Aは、チューニングスピードが約20%(当社従来比)アップし、より快適に生まれ変わりました。1本のアンテナで7〜430MHz(10/18/24MHzをのぞく)までをカバーします。アンテナまでもが、オールインワンです。


固定機としての実力も超一流。専用電源のマウントで、100W出力のベースステーションに。

シャックルームでゆっくり目的の信号を探したり、交信を楽しんだりする場合には、本格的なベースステーションとしてご使用ください。本体下部の電源トレイに専用のスウィッチング電源FP-30をマウントすることにより、オールインワンタイプのベースステーションにはや変わり。AC100〜120V/AC200〜240Vの2段切り替えの電源は、海外のDXペディションなどにも気軽に持ち出せます。
ポータブル機でもありながら、専用電源によって大型固定機に匹敵する安定した最大送信出力100Wを実現。その理由は、シャーシ全体をヒートシンクとした熱伝導効率の優れたボックス構造のため。これにより超小型ながらヒートシンク容量は大型機に引けをとらない大容量になりました。さらに温度検知型大型クーリングファンを2個搭載し、効率よくファイナル段を冷却しています。


固定機の醍醐味、大型アンテナの接続には新開発アンテナチューナーが活躍。

固定機として使うなら、やっぱりアンテナもしっかりしたものを使いたい。それにはリグとの相性があうアンテナチューナーが必要です。だから、FT-897D専用にリレー切り換えタイプの高速アンテナチューナーFC-30を開発しました。16個の高耐圧コンデンサと9個の大型高周波コイルをリレーで切り換え最適なマッチングをとります。モーター駆動型と比べても消費電力を抑えながら、瞬時にチューニングが可能です。すっきりと本体側面にカンタンにマウントできるので、ベース運用だけでなくモービル・フィールド運用にもバッチリ似合います。



  • HF/50MHz 1kWリニアアンプ QADRA SYSTEMの接続が可能。
  • SSBやCW信号の受信時に使用するクラリファイヤーに独立したノブを採用。
  • DSPとIF SHIFTによる混信除去機能。
  • コリンズメカニカルフィルターをCW/SSBそれぞれに実装可能。
  • HF運用の醍醐味CW運用を重視。CWチューン、CWビーコン、CWフル/セミブレークインなどの本格機能。
  • V/UにはCTCSSとDCS機能を装備。
  • 200チャンネルの大容量メモリー。
  • 簡易SWR表示。
  • DSPマイクイコライザー。
  • 音声にあわせて自動的に送受信を切り換えるVOX機能。
  • 1200/9600bpsパケット通信対応、RTTY、PSK31などの各種データ通信に対応。
  • ±9〜±63チャンネルの受信状況を表示するスペクトラムスコープ。
  • Sメーターなどの出力ができる外部メーター端子。



FT-897Dの主な定格はこちら




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