HF/VHF/UHF 100Wオールモードを155×52×233mm(突起物含まず)のコンパクトサイズで実現。極小サイズでありながら、ベースステーションモデルに匹敵する大型チューニングノブやスイッチ類など操作性を重視した結果、それが斬新なデザインを生み出しました。エキサイティングなHFをモービルやフィールドでいつでも楽しみたいというMOBILE DX'erから、いろいろなバンドでハムを始めたいビギナーの方まで幅広く使いこなせるモービル機の発展形です。

大型ベースステーションに匹敵するタフな受信回路設計

HF機の頂点MARK-V FT-1000MP、FT-897Dを始めとするYAESUのHF技術を惜しみなく投入。低ノイズフロア、高ダイナミックレンジを確保するため、高品位な素子の選択と68.33MHzという高い第1IF周波数の設定、アクティブダブルバランスドミキサーなど贅沢な回路設計。VHF帯にはMOS FET、UHF帯にはHEMTによる低NF RFアンプを採用し、HFから430MHz帯まで安定した受信性能を確保しています。


静寂なダブルクーリングファンによる新設計の冷却システムで安定したハイパワー運用を実現

堅牢な広い面 積を持つ大型アルミダイキャストと静寂かつ効率良く冷却する2つのクーリングファンを内部に配置。フロントパネル側から本体後部へと流れる風の道筋が、過酷な運用時でも本体性能を安定させる役目を担っています。PA部には、HF/50MHz帯用として信頼性の高いバイポーラトランジスタをプッシュプルで、144/430MHz帯用には専用のバイポーラトランジスタを採用し、安定したハイパワー送信を実現。 また小型機ながらも、バンドパスフィルターやローパスフィルター、Qの高いマッチングトランスを採用し、高級機なみのハイクオリティな送信を実現。


コンパクト機の常識を破った大型チューニングダイアル

視覚的に一番大きな特長が、直径43mmの大型チューニングノブ。大型ベースステーションの操作性をそのまま受け継ぐ設計となっています。最小ステップ10Hzによる繊細なチューニングもステーション感覚を残しています。チューニングノブの外周には、頻繁に操作するバンドDOWNとUP、VFOとメモリを切り換えるV/M、誤操作を防止するLOCKキーを配置。 またSSB/CWモードで最小1kHzステップ、FMモードで最小5kHzステップのチューニングができるSELECTノブは、モービル運用での快適なチューニングを提供しています。 3つのマルチファンクションキーA,B,Cの各機能は、キーの上のディスプレイにそれぞれ表示されるため、必要に応じた設定を簡単に行うことが可能。さらに細かな機能設定は、豊富なメニューモードにより設定できます。


これがYAESUのDSP。受信だけじゃない、送信時にも本格的なHFオペレーションをサポート

MARK-V FT-1000MPなど本格的なDXベースステーションで絶賛されている24bit DSP(Digital Signal Processing)に対応。電波型式に合わせた受信帯域幅、オートNOTCH、NRなど快適な受信をデジタル処理でサポートするだけでなく、送信時の音質をデジタル処理してローカルラグチューからDXまでそれぞれの運用に適した音質を生み出しています。

●DSPバンドパスフィルター
SSB、DATA用として32ステップのLPFカットオフ周波数と16ステップのHPFカットオフ周波数の選択により、512通りのバンドパスフィルターの組み合わせが可能。また、CWでは、サイドトーンと連動したデジタルオーディオピークフィルターとして動作し、240/120/60Hzのスーパーナローフィルターとして活躍。

●DSPオートNOTCH
自動的に複数ビート信号をカットするデジタルオートノッチにより、より快適なSSB受信を実現。

●DSPノイズリデューサー
実際に受信ノイズを分析し各種パラメータを組み合わせ16のパターンに集約。ローバンド特有の連続ノイズから空電ノイズまで耳障りなノイズの減衰効果を生んでいます。

●DSPマイクイコライザー
パイルアップ向きの送信音質からラグチュー向きのやわらかな音質まで4つのパターンの中から好みの送信音質を選択可能。


2つのコリンズメカニカルフィルターが装着可能

SSB用には高精度な受信ができ、さらに送信時には送信音質も向上する10ポール2.3kHz SSBフィルターYF-122S。CW用には、優れたシェープファクターを誇る7ポール 500Hz CWフィルターYF-122Cと7ポール 300Hz CWフィルターYF-122CNの2つを用意。2つのフィルターを同時に装着できます。しかも半田づけの必要のない、差し込むだけの親切設計。
▲SSBフィルターYF-122S装着時


本格的なDXに対応したCWオペレーション

●ウェイトコントロール付きエレクトロニックキーヤー内蔵
●50MHz運用に便利なビーコン機能付き3チャンネルCWメッセージキーヤー内蔵
●CWピッチコントール(400/500/600/700/800Hz)とサイドトーン音量調整
●CWピッチ周波数にあわせてトーンを発生して周波数のゼロインをするCW SPOT機能
●ゼロインすると符号にあわせてブルーLEDが点灯するCWチューニングインジケータ
●ランダムに5文字のCW符号を発生するCWトレーナー機能
●SSB運用時でも、そのままCWキーイングが可能。また、PKT-PTTによりCWキーイング可能なのでコンピュータによるキーイングにも対応。
●CWリバース機能
●ログインソフト使用時などにはエレキー、縦ぶれ電鍵を同時につなぐことが可能



コンパクト機でも本格的なデータ通信にフル対応。データモードと専用のデータ端子を装備

1200bps/9600bpsのFMパケット通信はもちろん、RTTY(AFSK)、SSTV、PSK31などのデータ通信に便利な6ピンミニDINコネクターによるデータIN/OUT端子を装備。SSTVやPSK31、AFSKのような同期信号を使用するモードでは、データ端子専用のVOX機能を利用することにより送信制御用の配線をする必要がなくなりました。モードの切り換えのわずらわしさもありません。


管理しやすくアルファニューメリック表示もできる200チャンネルの大容量メモリ機能

●10グループ×20チャンネルの合計200チャンネルメモリー
● 一時的に運用状態を記憶できるQMB(Quick Memory Bank)機能
● HF/50/144/430MHzのバンドごとに設定できるHOMEチャンネルメモリー


多彩なスキャン機能と自由に設定できるスペクトラムスコープ機能

●多彩なスキャン機能 VFOスキャン、メモリースキャン、指定帯域スキャン(PMS)、優先チャンネルスキャン、デュアルワッチスキャンなど多彩なスキャン機能を搭載。
● 多機能スペクトラムスコープ機能 ±10チャンネルから±63チャンネルまで各電波型式に合わせたステップにより周波数の使用状況をグラフ表示するスペクトラムスコープ機能。表示は、シングル走査と信号強度のピーク表示が可能な連続走査。


高解像度32色マルチカラードットマトリックス液晶ディスプレイで集中表示

約53×17mmという広いスペースのドットマトリックス液晶ディスプレイの採用により、快適な運用を実現。表示部の色は、32色の中なら選択でき、使用環境に合わせて設定可能。周波数の倍角表示、スペクトラムスコープ表示などもOK。常時電圧を表示しますので、クルマのバッテリーあがりの心配なく、遊べます。


輻射効率を重視した独自のアンテナマッチングシステム、アクティブチューニングアンテナシステム(ATAS)と専用オートアンテナチューナーFC-30

●モータードライブでアンテナそのものをマッチングするアクティブチューニングアンテナシステムATASシリーズに対応
●八木アンテナやダイポールアンテナと細かくマッチングするオートアンテナチューナーFC-30(オプション)に対応
● 簡易SWR表示


充実のV/UHFオペレーション

●トーンスケルチ/デジタルコードスケルチ標準対応
● 指定した範囲をスキャンして使用中の周波数を自動的に専用メモリに記憶するスマートサーチ
● お互いに通話できる範囲を確認するARTS(Auto-Range Transponder System)
● レピータの周波数になると自動的にトーンとシフトがセットされるオートマチックレピータシフト


リモートコントールDTMFハンドマイクMH-59A8J

FM運用時DTMF送信もできる多機能リモコンハンドマイクMH-59A8Jが新しく登場。このマイクによって、周波数のダイレクト入力、SELECTノブによる周波数可変の他、手元でほとんどの機能を集中コントロールできます。また、ACC、P1、P2には、よく使用する機能をプリセットすることも可能。




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